床ずれを防止するには

床ずれとは?

ご自分で寝返りを打つのが難しくなると、かかとやおしりなど骨が出っ張ったところが圧迫され続けてしまいます。この状態をそのままにしておくと、血行が悪くなり、皮膚に赤みが生じてきます。やがて皮膚組織が死んでしまった状態を床ずれと呼んでいます。

床ずれはどうしてできるの?

床ずれは骨の突出したところなどに外力(圧力やズレや摩擦)が加わることにより発生します。外力が加わると、皮膚の内部に応力が発生し、これらが様々な方向に働き、皮膚の組織損傷を起こします。こういった原因は目に見えないため、注意が必要です!

床ずれができやすいところ

仰向けに寝ている場合

後頭部、肩甲骨、仙骨部など

横向けに寝ている場合

耳、肘、腰の付け根、くるぶしなど

床ずれはどんな人がなりやすいのでしょう?

  • マヒや拘縮があり自分で寝返りができない方
  • 栄養状態が悪い方
  • 痩せている方
  • むくみがある方
  • 排泄物や汗により皮膚のふやけがある方
  • 薬の副作用で免疫力が低くなっている方
  • 圧迫だけでなく摩擦やずれなどの刺激が繰り返されている方など。

このような症状がありませんか?

  • 肘やかかと、おしりの
    つけ根あたりが赤みがかっている

  • 近頃めっきり
    寝返りをしなくなった

  • 栄養をとれずやせてきた、
    もしくはやせている など

皮膚が赤くなっている場合、それが床ずれであるかを確かめるには、赤くなっている部分を指で押します。その際、皮膚が白く変化し、離すと再び赤くなるものは床ずれではありません。押しても赤味が消えず、そのままの状態であれば初期の床ずれと考えます。(指押し法)また、浮腫(むくみ)は全身の栄養状態が良くないときにも起こります。親指の腹で優しく5秒ほど押して、指を離してもそのまま窪んだままの状態が続くようであれば注意が必要です。

床ずれは一度できてしまうと 完治するのに時間がかかります!

床ずれは一度できてしまうと完治するのに多くの時間と労力を必要としますので日ごろから予防を心がけることが大切です。詳しくは医療従事者または当社スタッフにお問い合わせください。

床ずれを予防するために

  • 適切なマットレスを選びましょう

    床ずれができていなくても、むくみや骨突出、関節拘縮が見られると床ずれ発生リスクが高くなります。マットレス上での動きを制限しないよう、ある程度の硬さを備えつつ、体圧分散効果のあるマットレスを使用してリスクを軽減しましょう。

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  • 体位変換を行いましょう

    自力での寝返りが困難になった場合は、定期的に体位交換を行って、同じ部位への圧迫を避けるようにしましょう。少しずつ、身体にかかる重心に変化を持たせる事が大切です。ベッド上で過ごす時間が長いと、身体機能の低下を招き、床ずれだけでなく、内臓の疾患にもつながります。

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  • 十分な栄養補給をしましょう

    全身の栄養状態をよくするために、バランスの良い食事をとりましょう。エネルギー不足や、血中のたんぱく質不足だと肌も弱くなり、床ずれができやすい状態になってしまいます。また、水分の補給を心がけ、脱水症状を防ぎましょう。

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  • 清潔を保ちましょう

    入浴や清拭を行って、肌を清潔に保ちましょう。こまめなオムツ交換や自動排泄処理装置を使用し、排泄物によるスキントラブルに注意しましょう。また、皮膚が弱い方は寝間着やシーツのシワも床ずれの原因となることがあります。

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  • 車いすに座っている際も床ずれのリスクがあります。

    ベッドに横になっている時だけではなく、長時間車いすに同じ姿勢で座っていると、床ずれの発生リスクが高まります。自分で座りなおしや姿勢を変えることができない場合は、車いす用クッションを使用してお尻にかかる圧力を分散させましょう。また、ティルト・リクライニング車いすを使用し、定期的に角度を変えることで、身体にかかる圧力を分散させることもできます。

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  • スライディングシートを使用して
    摩擦を軽減しましょう。

    寝返りや体位変換の際に、身体とマットレスの間にスライディングシートを敷いて摩擦を軽減することで、ズレによる床ずれを防ぐことができます。また、圧抜き用の専用グローブを使用することで、容易に体位変換ができ、また衣服のシワを直したり、リラックス効果が得られます。

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  • ポジショニングクッションを使用して
    身体への負担を軽減しましょう。

    寝ている際に体重がかかっている部分を、なるべく広い面積で支えることにより、体への負担が軽減され、床ずれ防止の効果が得られます。特に拘縮が見られる方には隙間にクッションを入れるのではなく、体重のかかる箇所を確認して対応しましょう。

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  • 手すりを使用してベッドから
    離床しましょう。

    ベッド上であまり身体を動かさず、必要以上に安静な状態を保つ生活が続くことで、筋肉や骨が弱くなり、関節も固まってくることがあります。ベッド脇などに手すりを設置することで、立った姿勢を保持したり、安全にベッドから離床することができます。

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  • リフトを使用してベッドから
    離床しましょう。

    ベッドからの乗り移りが難しくなっても、リフトを使用することにより、ベッドから車いす等へ移動することができます。特に床ずれのある方は、ズレや摩擦の影響の少ないリフトを使用した移乗が適しています。床ずれのある方は、影響の少ない吊り具を選びましょう。

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床ずれの分類とマットレス使用の目安

※あくまでも目安になります。詳しくは当社スタッフへご相談ください。

(画像をドラッグすると、左右に動きます)
  • 静止型マットレス
    (体圧分散マットレス)

    ベッド上で寝返りが自分でできる方、寝返りの際に安定感を求める方におすすめです。
    長時間使用していると、常に体圧がかかっている部分がへたってくることもあります。体圧分散機能に影響が出る場合には交換が必要です。

  • 圧切替型マットレス
    (エアマットレス)

    身体機能が低下し、自力で寝返り、起き上がりができない方におすすめです。ポンプから出てくる空気によってマットレスの圧力を自動で調整し、身体を支える面を変化させることで体圧を分散します。

  • マットレスを選ぶ際の
    注意点

    床ずれ防止用マットレスを使用する方は、排泄によるムレや、体温調節機能低下による発汗がある場合も見受けられます。
    その際は通気性にも注意してマットレスを選びましょう。